「テストの点数が悪い、合否判定が悪い」と悩むお母さんに考えていただきたいこと
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ある年の夏休み明けにこんなニュースがありました。
悲しいニュースです。
このニュースを通じて、親である私たちが考えなければならないことはなにか?
一緒に考えてみませんか?
神戸新聞 「中1男子、飛び降り自殺か 宿題たまって悩む? 」
9月1日午前4時50分ごろ、神戸市須磨区の十四階建てマンションの敷地内で、男性が頭から血を流して倒れているのを、マンションの住民が見つけ、110番した。
須磨署員が駆け付けたが、男性はすでに死亡していた。
同署の調べによると、死亡したのは、このマンションに住む中学一年の男子生徒(13)。
遺書は見つかっていないが、着衣に乱れがないことや目立った外傷がないことなどから、同署は飛び降り自殺の可能性が高いとみて調べている。
同署によると、男子生徒の母親は「(男子生徒が)夏休みの宿題が終わっていない、と言っていた」などと話しているという。
また、母親は同日午前一時ごろ、自分の部屋で机に向かう男子生徒を見ており、早朝、小学生の妹が玄関のドアが開く音を聞いたという。
男子生徒は中学校では、バスケットボール部に所属。同中学によると、一学期の欠席や遅刻、早退はなく、8月25日の登校日も普通に出席していた。
同中学の校長は「温厚でまじめな性格。保護者からもいじめの兆候は聞いておらず、変わった様子もなかった」と話している。
自殺まではいきませんが、7月に入ってから、
「テストの点数が悪かったから・・・」
「合否判定が悪かったから・・・・」
「塾の宿題が終わらなかったから・・・」
なんていう相談が多く寄せられました。
「・・・・・」の部分は、家出であったり、部屋に閉じこもるであったり、反抗であったりでいろいろですが、それぞれ気になる内容でとてもメルマガで出せそうにない話ばかりでした・・・
これから迎える夏休み。
夏休みが終わった後で、もうこういうニュースを見なくて済みますように・・・という願いを込めて、今この時期にこのメルマガを改めてお届けします。
しっかりとお読みくださいね!
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中1のお子さんがいるゆうきママさんからは、この事件に関して、
今朝のネット新聞で「中1男子、飛び降り自殺か 宿題たまって悩む? 」を目にして、もうどうしていいかわかない衝動にかられました。
だって、今日から新学期。
今朝までがんばってもできなかったので・・・・・でしょうか!?責任感の強い子だから思い悩んだのでしょうか!?
(省略)どうしてこういうことが起こってしまったのか気持ちに整理がつかないので、お便りさせていただきました。
ストロングはこう思うっての、お聞かせください。
といただきました。
まず、今回の事件ですが、本当の動機については報道ではわかりません。
性格といった内面的な要因なのか、学校の先生に怒られるかもといった外面的な要因かどうかもわかりません。
報道では家族もよくわからないという感じですから、本人のみが知るということなのかもしれませんね。
なので、動機云々ではなく、今回の事件から私たち親はなにを学び、どう子供たちに生きるということを伝えていくかを考えてみたいと思います。
それを真剣に考えることが亡くなった生徒さんのささやかな供養になると信じます。
まず、報道されていることを前提に、「宿題がたまっていたことが原因」とするなら、
逃げないでほしかった。これがストロングの本音です。
そして、ストロングがこの子と前日に話をしていたのであれば、きっとこう言ったでしょう!
「宿題なんて、しなくていいぞ!」
宿題が済まなかったことを苦にした自殺であるならば、こう言ってやれば、もしかしたら、この生徒さんは、自殺しなかったかもしれない。
そう思います。
えっ、それって結果論だろって!?
いいえ、そうではありません。